2010年11月24日水曜日

原動力

昔、むかしのことだ。 

もう七年前になる。 

電車男の物語を読んで高揚感を覚えた。 

そこに「これから荒波に乗り出すチャレンジャーへ」というのがあった。 

これから荒波へ乗り出すチャレンジャーへ 
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Aquarius/7075/honkoku.html 

ここにいちからはじめるファッション入門マニュアル、スタイルコネクション、同人男子容姿向上計画のリンクがあった。 

どれも脱オタファッションサイト。 

それが、僕の原動力。ああなりたい、リア充になりたいとね。 

オートバイに乗るのも、自転車にのるのもこれがきっかけといえばきっかけ。 

そう、それが僕の原動力の根源。スタートライン。 

これらマニュアルの通りの服装をすぐに試してみたのは言うまでもない。 

そしてデンシャオトコ、になるのを夢見てね。 


それからもう六年以上たって、オートバイに乗り、夢中になり、いろいろあって体重は増えた。 

体型も太くなったが、服装にも無頓着になった。オートバイ関連用品に金を投じていたからだ。 

だが、私が好きだった子に自分よりランクがしただと思っていた奴が突撃していって、デートに誘い、オーケーを貰っていたのに衝撃を受けた。 

いや、それはなんでも。ってね。 

オートバイ仲間のmauさんに相談したら、行動したものがちだよと言われてね。 

ないた。 

ないた。 

ないた。 

それで僕は積極性が必要だということを思ったし、なにより取り返すというかそういったことは無理だと思ったので、せめて、せめて見返してやろうと思った。 

ちょうどそのmauさんもダイエットをはじめていたし、そのやり方も聞いていた。競ってやろうと思った。 

ただ彼のやり方はあまりにも極端で危険性を感じていたのだけど。 

そして僕は「ダイエットと服の改善を同時進行した方がいい」という彼のアドバイスで、大枚はたいて今年の三月にコンタクトに一部切り替えた。服も買いに行くことにした。 

センスを同時に身につけろとね。 

一つドラマティックなことがあった。 

コンタクトの処方箋をポケットに県庁所在地のあるファッションビル(笑)に向かっていた時だ。 

なんとプラットホーム上にそいつと彼女が居るのが見えたのだ。 

僕はそのとき眼科でもらったお試し装着ぶんのコンタクトをつけていたので、僕であることが分からないことを願いながら彼と彼女が乗り込んだ電車の向かいに止まる、特急に乗り込んだ。 

絶対。 

絶対に。 

見返してやると思って。 

僕の乗った特急は、出るのは遅くとも途中でそのカップルの乗った電車を追い越し先に目的地についた。 

現実でもそうなることを祈って。 



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それが3月の末だった。

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